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題名

シルクウッド　　/SILKWOOD

監督

マイク・ニコルズ

出演

ﾒﾘﾙ･ｽﾄﾘｰﾌﾟ/ ｼｪｰﾙ / ｶｰﾄ･ﾗｯｾﾙ / ﾌﾚｯﾄﾞ･ｳｫｰﾄﾞ/ ｸﾚｲｸﾞ･T･ﾈﾙｿﾝ／ﾀﾞｲｱﾅ･ｼｬｰｳｨｯﾄﾞ/ ﾌﾚｯﾄﾞ･ｳｫｰﾄﾞ/ ﾛﾝ･ｼﾙｳﾞｧｰ/ ｼﾞｮｾﾌ･ｿﾏｰ／ﾃﾞｳﾞｨｯﾄﾞ･ｽﾄﾗｻﾞｰﾝ

スタッフ

脚本−ﾉｰﾗ･ｴﾌﾛﾝ､ｱﾘｽ･ｱｰﾚﾝ／撮影−ﾐﾛｽﾗﾌ･ｵﾝﾄﾞﾘﾁｪｸ／音楽−ｼﾞｮﾙｼﾞｭ･ﾄﾞﾙﾘｭｰ／製作−ﾏｲｸ･ﾆｺﾙｽﾞ､ﾏｲｹﾙ･ﾊｳｽﾏﾝ

製作国/年

アメリカ/1983

時間

132

製作／配給

ABCﾓｰｼｮﾝ･ﾋﾟｸﾁｬｰｽﾞ／ﾍﾗﾙﾄﾞ･ｴｰｽ

備考

社会/推理　　　日本公開−'85年

スト-リ-

核の危険性を訴え、労働条件改善を求めていた最中、謎の事故死を遂げたカレン・シルクウッドの実話をＭ・ニコルズが映画化。未だにその真実が明かされていない事件に材を取ってはいるが、Ｎ・エフロン（後に「めぐり逢えたら」を監督）とＡ・アーレンの二人は、正面切っての社会派ドラマと言うより、シルクウッドというひとりの女性の生きざまを主軸に据えた脚本を構成。

おすすめ

★★★★★
核・放射能汚染をテーマにした社会派映画なんですが、単に問題提起（事話）だけにどどまらず、ごく平凡な一人の女性が、疑惑を知った時、会社に対して正面から強く闘っていく姿をメリルストリープが熱演しています。ストリープファンには必見映画だし、社会派映画としてもお勧めです。ストリープの他にシェール、カート・ラッセルと演技派が揃う。

感想

1999.09.30　Ikukoさん
シルクウッドを見ると、自分の信念を貫くということが、どんなに尊く、また、難しいことかを思い知らされます。自分がただ、会社に使われるだけの身だということに何の疑問も持っていなかった彼女が、あるきっかけで会社と闘うということに目覚めて行く。ここから同僚に村八分にされたり、会社の陰湿なイヤガラセ（ほとんど犯罪）を受けようと、くじけることなく、立ち向かって行く姿は、メリル・ストリープの名演と相まって、心を打ちます。最後の朝、ストリープを見送るカート・ラッセルの微笑み（かっこいい！！）と、彼女のいたずらっぽい笑顔、そして物悲しいアメージング・グレースの調べが、あまりにも悲劇的な結末を暗示させ、何ともいえないやるせない気持ちになってしまいます。何度見てもあのシーンは・・悲しすぎます。しかし、この映画を見て知ったこと。会社のために命をかけて働くなんて、ばかです。あくまでも生活していくための手段と割り切って、自分の人生を大切にするべきですね。