NHK・BSの「地球ウォーカー」でも紹介されたのでご覧になられた方も
いらっしゃると思います。
画を描いているのは、上海の郊外、金山（キンザン）で暮らしている農
家の人たち。金山は、高層ビルが立ち並ぶ中心部とは対照的な農村
地域で、街に出荷する野菜や米が主な作物。
ここでは、切り紙や刺しゅうの得意な村の中年女性を中心に、ほとん
どの人たちが農作業の合間を見つけては、絵筆をふるう毎日を送って
いるそうです。
金山農民画は、1970年代に金山地区の文化館の教師が刺繍や切り
紙細工をする農村の婦人を集めて教室を開いたのが始まりで、それま
で工芸として受け継がれていた刺繍、切り紙細工、灯壁画等の技術が
これを機に発展し、今日に至っています。
江南地方に生まれた新しい農民画は、のどかな田園風景や地域の伝
統行事、農作業風景などをモチ－フにした鮮やかな色づかいと素朴な
イメージが特徴です。

とても親しみやすい画でしょ。何ともいえない魅力が有りますね。