■帰国前夜、どこか落ち着いてビールでも飲めるところは無いものかと、茂名南路を歩い
ていると、いくつかのバーを見つけました。バーと言っても日本にあるようなバーでは無
く、お酒が飲める喫茶店という感じのものです。コーヒーバーと書いて有ります。

幸い、ホテルにも近く、こじんまりとしたバーを見つけたので入りました。
ここは、オールド上海をイメージしているバーのようです。（実際はあともう一踏ん張り
が必要だと思いますが・・・）。店内はやや暗めですが、テーブルの蝋燭とＢＧＭのＪＡ
ＺＺでとても落ち着いた雰囲気です。店内にはチャイナドレスを着たウェイトレスとカウ
ンター中に女の人が居ました。
取り敢えずビールを頼みましたが、良心的な価格。これなら安心ということで、ホテルに
一度戻りモバイルパソコンを持って再び来店し、パソコンをパコパコしながらビールと美
味しいおつまみ（チーズ料理？)を口にしながら、今回の旅行を振り返りながら「次は何処
に行こうかなぁ～」などと耽っていると・・・
突然、男二人と女三人の団体が入ってきました。日本人のおっさん＆おばさんです。
ただ一人は若い女の子（通訳らしい）。大きな声で日本語の会話が始まりました。
折角、中国気分に浸っているのに最悪です。しかも話してる内容は若い通訳に日本の自慢
話を延々してる・・・。一気に気分は日本の居酒屋に逆戻り。

その後、団体も帰った後に、折角だから、実践中国語会話の時間にしようと思い立ちウェ
イトレスに「○△×○？」（メニュー持ってきてください）というと、？？？。アレッ？
再度会話集をよく見ながら「○△×○？」。又しても？？？。結局、会話集の指差しで意
味がわかったみたい。続いて「■△△○○？」（自慢料理は何ですか？）。これまた？？
ウェイトレスも、結局僕が目にしている会話集の方に視線が・・・。
中々通じないものです。これも上海だから普通語が通じにくいのだと自分の語学力の無さ
を相手の他人のせいにし無理やり納得。結局、自慢料理はなんとステーキだと言う事です
ただ、旅行中何度も多用した「写真撮ってもいいですか？」「私は日本から来ました」
「ここは良い所ですね。気に入りました」「また来たいと思います」だけは何とか通じま
した。
途中からは会話と筆談で江南水郷巡りをして来たとか、旧い中国文化が好きだとか、の
話をしました。まさに実践中国語会話の時間でした。
ここは、価格も良心的ですし、一人旅や女性だけでも安心して行けるところです。
錦江飯店に宿泊されるのなら、安心してコーヒーやお酒飲みたい方にもお薦めします。