台北は2度目です。4年前は中国茶に嵌っていて、本場・烏龍茶と茶館巡りが
主な目的でした。お茶ばかり飲んでいたような気がします。
今回は、少し観光を目的に出かけました。いつものように街歩きの旅。幸い地下鉄
で大体のところには行けたので、九フン以外は特に困ることはありませんでした。
台北では、益々日本のモノが街中に溢れ返っていました。音楽、本雑誌、食べ物、
ファッション等など・・。日本人としてこれほど日本の現在の文化を受け入れてくれる
国に行くと、とても親しみが持てます。日本人が安心して旅行できる国ですね。
もうひとつ大陸と違う点がバイクの多さです。その量は半端な数では有りません。
大陸の自転車並みに車道をバイクが占領しています。これもある意味台北名物では
ないかと思います。そのかわりに排気ガスが凄いですから、喉の弱い方はマスクは
必需品かもしれませんね。でも心配ご無用。街にはとてもカラフルなマスクが沢山
売っていますから、お土産にどうぞ。

■故宮博物館
なんと行った時は改修工事中でした。昨年の北京・故宮も工事中でしたが、どうも故宮と
名の付くところに縁が無いようです。（2004年４月１日から2006年７月中旬の予定で改装工事）。改修が終わったら、いつかまた行きたいと思います。改修中でも全体の１／３は見れます。
この博物館は日本語ガイドマップや日本語音声案内もあります。
じっくり見るなら半日～1日掛かるでしょうね。

※故宮博物館とは・・・・
世界一の中国美術工芸コレクションとして名高い故宮博物院は、フランスのルーブル、
アメリカのメトロポリタン､ロシアのエルミタージュと並んで世界四大博物館の１つに数え
られています｡
収蔵品は、70万点あると言われています｡展示品は､6000から6500点｡3～6カ月おきに
展示品を入れ替え70数万点すべて見て回るには10年以上は掛かると言われています。
歴代の王朝が所有していたもので、その多くは清王朝時代に集められたものです｡
なぜ故宮博物院は中国大陸ではなく､台湾にあるのか？
清朝の時代には北京にある紫禁城（故宮）にありました。清時代から中華民国に変わっ
た後、1925年に紫禁城は一般に公開され故宮博物院になりました｡
しかし､歴史の激変によって､8年で故宮博物院はいったん閉鎖。これらの宝物は､戦火
を逃れる為、1933年中華民国政府は、上海南京へ、更に､中国西部の山の中へ運び込
まれ、1945年に日本が降伏してから南京に戻されました。その後､1948年､中華人民共
和国が政権を握り､中華民国が南部に押しやられ宝物も南に移動｡中華民国政府と共に
、すべての宝物は､台湾に運ばれて来たのです。
その為、王朝の宝物は北京・故宮では無く、台湾にあるんです。